文小説

安物のプロポーズリング

涙はきみに 似合わない!! 口説いてるの? と笑う君そうだよ! まぁ、お上手ねそういうと 幼馴染の 雪子の笑顔にボクは ホッとしていた。同じく幼な馴染みの友達以上 恋人未満の圭介と雪子 の仲が なかなか 進展せずキューピットで ピエロなボク…

悲しみのない街

 悲しみを知らない 街を知ってますか?そう尋ねる 女性が 私はこの近くに その街があると 聞きましたそんな街 世界中 探して どこにもないだろそう思いながらお役に立てずに 申し訳ないです と聞き流したしばらくすると 見知らぬ少年が 悲しみの…

最高なラヴ・ソング

この詩を書く頃君はもう この街には居まい君が去った あのアパートに僕も もう 心苦しくて君と愛したあの並木道も二人 飛ばした 軽自動車も置き去りに 嘆く愛が響く君とくるんだ 毛布に君とみた テレビショーも僕らの 思い出箱に僕らが すれ違いだ…